出産する際、法律上は産前と産後に仕事を休むことができます。
出産によって仕事ができない期間は、健康保険から「出産手当金」を受け取ることができます。これは、産前と産後の決められた期間中に、会社を休んだ日数に応じて給付されるものです。

そのため、傷病手当金を受け取っている期間と、出産手当金の対象となる期間が重なる場合もあります。
その場合は出産手当金が優先され、傷病手当金は給付が止まります。

ただし、傷病手当金と出産手当金は、その支給日額が異なる場合がありますので、出産手当金の額が傷病手当金の額よりも少ない場合には、傷病手当金を請求することにより、出産手当金との差額が支給されます。