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託されたもの

託されたもの

行政書士 佐藤 瞳

近年では、相続後のお手続きの一部を専門家に依頼される相続人の方が増えてきました。
相続後のお手続きというのは、亡くなった方やその相続人の戸籍謄本の取得や各種預金の解約、年金手続等です。
相続後の手続きを専門家に依頼される理由は様々です。ご自分で手続きされるのが身体的または精神的に負担だから、とおっしゃる方もいらっしゃいますし、亡くなった方の財産をどのように分けるか相続人皆さんで話し合う時間を作りたいから、という方もいます。
手続きの際、私達は相続人の方と色々なお話をします。そして、手続きや相続税の申告書作成に必要な、亡くなった方の「もの」を借りてきます。
「もの」は、亡くなった方の軌跡です。相続人にとってかけがえのない想い出、亡くなった方から託された「もの」であり、「もの」は「物」ではありません。例えば、通帳1冊の数ページの中には、亡くなった方と相続人との生活や時間、想いが沢山つまっています。
「もの」をお借りした際は、可能な限り早く相続手続きをして、相続人にお返しするようにしています。
上記は、私が入社して間もないころ、ある方から学んだことです。これからも初心を忘れず、亡くなった方と相続人皆さんの想いが繋がるようにお手伝いしていきます。

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プロフィール

佐藤 瞳

佐藤 瞳SATOU Hitomi

  • 行政書士