見えないハラスメント
先日、飲み会で「うちの上司、話しかけると露骨に嫌な顔をするんだよね」という話を耳にして、少し考えさせられました。悪気はなくとも、忙しさのあまり、そう見えてしまう上司の方は多いのではないでしょうか。
ハラスメントというと、暴言や暴行をイメージしがちですが、実際に相談をうけると「話を聞いてもらえない」「無視されている気がする」といった、コミュニケーション不足によるものも多くあります。こうした社内の目に見えにくいハラスメントに加え、これから企業が向き合わなければならないのが、社外の人が相手となるハラスメントです。
10月からは、顧客等からの著しい迷惑行為や、求職者等に対するセクハラの防止も企業の義務となります。これまでのハラスメント対策は、上司・部下など社内前提に考えられてきましたが、今後はお客様や求職者など、社外の相手も対象に含めて見直す必要があります。
具体的には、相談窓口の整備や対応マニュアルの作成、従業員への周知・教育などが求められます。時間がある今のうちに、自社のハラスメント規程が社内・社外どちらのケースにも対応できているか、一度確認されることをお勧めいたします。
プロフィール

大谷 実OOTANI Makoto
- 特定社会保険労務士