経済の心配事
昨年のコラムで、日経平均株価が2024年4月に4万円を超え史上最高値を更新し、日銀の政策目標金利は2025年1月に0.5%に引き上げられ、金利のある世界が到来したと記した。
ところが、わずか1年ちょっとで、日経平均株価は7万円を一時超過し、日銀の政策金利は1.0%となり、為替水準も円安が進行し30年ぶりの安値となっている。1年前には、全く想像のできなかった世界がおとずれている。余りにも急激な変化で、対応がなかなか難しい。
AIバブルによる日経平均株価が突如暴落しないか、インフレの急激な伸長、政府の財政拡張政策により金利が暴騰しないか、円安が急激に進んで物価が更に上昇しないか、いろいろ心配事は尽きない。何かリーマンショックのような大きなことが起きれば、世界の総需要がいっぺんに縮んでしまい、大不況に陥ってしまう。
日経平均株価は、経済の指標を示しているともいえるが、現在の日経平均株価は日本経済の実態とかけ離れてしまっている。企業の倒産件数は過去最大となっているとのニュースもある。中小企業には、厳しい局面が続いている。
これ以上、急激な変化が起こらないことを祈るばかりである。
プロフィール

丸山 克巳MARUYAMA Katsumi
- 公認会計士
- 丸山公認会計士事務所 所長