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■Q&A【税務】


ここでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。日頃の経営問題の解決にお役立て下さい。

17/08 税務-186 修繕積立金の必要経費算入時期

 私は、賃貸用として分譲マンションの1室を購入しました。毎月、管理組合に修繕積立金を支払っていますが、不動産所得の計算上、いつの年分の必要経費となりますか?

原則として、実際に修繕等が行われ、その修繕等が完了した日の属する年分の必要経費になります。

ただし、一定の要件を満たす場合には、支払期日の属する年分の必要経費とすることも認められます。

解説

 修繕積立金は、共用部分の将来の大規模修繕等の費用に充てるもので、一時負担を軽減するため、長期間にわたり計画的に積み立てられるものです。

 原則的には、管理組合への支払期日の属する年分の必要経費ではなく、実際に修繕が行われ、その費用に充てられた部分の金額について、その修繕等が完了した日の属する年分の必要経費に算入されることになります。

 しかし、修繕積立金の支払が、マンション標準管理規約に沿った適正な管理規約に従い、以下の要件のすべてを満たす場合には、その支払期日の属する年分の必要経費に算入することが認められています。

  1. 区分所有者は、管理組合に対して修繕積立金の支払義務を負うこと
  2. 管理組合は、支払を受けた修繕積立金について、区分所有者への返還義務を要しないこと
  3. 修繕積立金は、将来の修繕等のためにのみ使用され、他へ流用されないこと
  4. 修繕積立金の額は、長期修繕計画に基づき各区分所有者の共有持分に応じて、合理的な方法により算出されていること

 なお、上記要件については、管理規約や管理組合への問い合わせ等でご確認ください。

参考文献<国税庁ホームページ 質疑応答事例>

(平成29年8月掲載)

※本問は掲載時点の法律・法令等に基づいて作成されていますので、その後の改正等に御注意下さい。また、本問を参考に意思決定をする場合は、必ず信頼できる専門家の助言、確認を受けていただくよう、お願い致します。

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