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■Q&A【法律】
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ここでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。日頃の経営問題の解決にお役立て下さい。

13/01 法律-130 車に水をかけられた

 雪道を歩いていたところ、前方から走ってきた自動車が消雪パイプの水を撥ね上げ、全身に雪混じりの水を浴びてしまいました。

 その日は成人式で晴れ着を着ていたのですが、台無しです。

 自動車のナンバーはすぐにメモしましたが、賠償してもらうことはできますか。

運転者に対して賠償請求することができます。ただし、賠償請求をするには加害者が誰か突き止めなければなりません。
解説

 不法行為(民法709条)に基づいて賠償請求をするには、加害者が誰か突き止めなければなりません。原則として運転者本人が加害者であり賠償請求の相手方となりますが、例外として、運転者が雇用主の業務に従事中であった場合は、雇用主も不法行為責任を負います(民法715条)。

 いずれにせよ運転者が誰か、雇用主が誰かなどがわからないことには、賠償請求はできません。

 衣服が汚れた場合の損害は、クリーニング代であると考えられます。汚れのためクリーニングしても再着用できないと言うことは、理屈の上では考えられますが実際にはほとんどないでしょう。クリーニング代といっても、和服だと洗い張り、縫い直しをしなければならないこともあるようで、その場合はかなり高額になりますが、全額賠償請求できます。

 なお、人身事故の場合に適用される自動車損害賠償保障法では加害者の特定は不要ですが、今回のような衣服の汚損には同法の適用はありません。

参考文献<『損害賠償の法律全集』>

(平成25年1月掲載)

※本問は掲載時点の法律・法令等に基づいて作成されていますので、その後の改正等に御注意下さい。また、本問を参考に意思決定をする場合は、必ず信頼できる専門家の助言、確認を受けていただくよう、お願い致します。

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