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■Q&A【法律】
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ここでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。日頃の経営問題の解決にお役立て下さい。

11/10 法律-115 借家の利用目的用法違反者の契約解除

 アパートを新築し、共同利用のスペースを秩序正しく使用してもらうため、共用の廊下階段に物や店屋物の器を置かない、犬、猫等を飼わないなどの用法制限の契約書を作成し、これに基づいて、違反者には契約解除ができるでしょうか。 参考文献<日本公証人連合会HP>

 用法制限を特約したからといって、特約に違反する事実があれば、直ちに契約を解除出来るわけではありません。裁判所は特約違反によって貸主と借主の信頼関係が破壊されたと評価できる程度に達していたかにより判断しています。
解説

 一般的に、契約上その用法として居住用に貸していたのに、これに反して、事務所又は店舗に使用した場合、又は禁止されているにも関わらず、私物を放置している場合、ペットを飼うことを禁止しているのに犬や猫を飼うなどをした場合で、貸主が何度か注意をしたにも関わらず借主が耳を貸さないなどの事実があった場合、又は用法違反により建物に汚れや傷みが生じているなどの事実があった場合には契約の解除が出来るでしょう。
 貸主と借主の信頼関係の破壊とはそういう事実があったことを指しており、裁判例もその点を強調しています。

参考文献<家と土地のことならこの一冊 弁護士 石原豊昭 自由国民社 抜粋>

(平成23年10月掲載)

※本問は掲載時点の法律・法令等に基づいて作成されていますので、その後の改正等に御注意下さい。また、本問を参考に意思決定をする場合は、必ず信頼できる専門家の助言、確認を受けていただくよう、お願い致します。

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