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■Q&A【法律】
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ここでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。日頃の経営問題の解決にお役立て下さい。

10/06 法律-99 遺言書を破り捨てると・・・?

 相続人Aが、被相続人である父Bの遺言書を、自分に不利な内容であったことから、怒りに任せて破り捨ててしまった。
 この場合、相続資格はどうなるのでしょうか?

 相続資格を失う。
解説

 民法891条5号は「相続に関する被相続人の遺言書」を偽造し、変造し、破棄し、又は「隠匿した者」を、相続人の欠格事由としています。
 欠格事由にあたると、法律上当然に相続人ではなくなるため、Aは被相続人である父Bの相続資格を失ってしまいます。
 これは、民法が、推定相続人の社会正義に反するような行為を保護しないことによって、相続制度の秩序を守ろうとした趣旨であると考えられます。
 このことから、本件の場合とは逆に、Aが自分に有利な遺言書を破棄した場合、すなわち相続人Aの行為が相続につき不当な利益を目的とするものでなかったときは、891条5号所定の相続欠格者には当たらないとするのが最高裁判所の立場です。

参考文献<ほ〜納得!どっとこむ>

(平成22年06月掲載)

※本問は掲載時点の法律・法令等に基づいて作成されていますので、その後の改正等に御注意下さい。また、本問を参考に意思決定をする場合は、必ず信頼できる専門家の助言、確認を受けていただくよう、お願い致します。

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