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■Q&A【法律】
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ここでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。日頃の経営問題の解決にお役立て下さい。

09/09 法律-90 競売に掛けられた自宅を取り戻すことができるか?

 今回、残念なことに不況のあおりで会社が倒産し、代表者として銀行借り入れの連帯保証をしていたために、担保に入れられた工場や自宅まで競売に掛けられることになりました。
 工場はやむをえないにしても、親から引き継いだ自宅だけは取り戻したいと思っていたところ、昔からの友人が何とか資金を出してくれることになりました。
 競売で自宅を取り戻すことができるでしょうか。

 競売の場合は、債務者は入札者にはなれません。
 また友人に入札を依頼しても、落札は入札希望者が一斉に入札価格を封入して入札し、一定期日後開封します。そして、一番高い価格に落ちる仕組みですので、誰が落札するかわからないというリスクが有ります。
 そこで、抵当権者との話し合いで同意をもらい、任意売却によって友人に買ってもらい、それを借りることで自宅を確保するという方法が考えられます。
解説

 まず、基本的に、競売に参加する入札者には誰でもなれますが、債務者だけはなれません。
 そこで、可能であれば、資金を出してくれる友人に自宅を落札してもらい、その後賃貸してもらうという方法があります。
 但し、入札の仕組みから必ず友人が落札するとは限りません。
 そこで、競売開始決定後であっても、入札前であれば、友人に買い取ってもらう任意売却の方法も検討すべきです。

 任意売却は、競売手続のように法律に定めのある制度ではなく、私人間での売買契約です。担保設定者との話し合いにより売却代金から抵当権者に一定額を支払うことを条件に合意を得られれば、協力者が抵当権のない当該不動産を購入できます。
 ただ、次の点に注意が必要です。
 1.入札価格より高い価格が設定されることが必要ですが、適切な価格の設定のためには信頼のおける不動産業者に相談したほうが良いでしょう。
 2.購入価格は、諸費用(抵当権の解除と売却後の登記費用、不動産会社の仲介手数料、弁護士費用等)を含めたものになります。

(平成21年09月掲載)

※本問は掲載時点の法律・法令等に基づいて作成されていますので、その後の改正等に御注意下さい。また、本問を参考に意思決定をする場合は、必ず信頼できる専門家の助言、確認を受けていただくよう、お願い致します。

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