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■Q&A【法律】
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ここでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。日頃の経営問題の解決にお役立て下さい。

08/05 法律-74 離婚時の年金分割
 私は専業主婦です。離婚後の夫の厚生年金を妻も受け取ることができると聞いたのですが、どういうことなのでしょうか。
平成16年年金制度改正により
@平成19年4月から離婚時の厚生年金の分割制度
A平成20年4月から離婚時の第3号被保険者期間について厚生年金の分割制度
がそれぞれ施行されています。あなたの夫がサラリーマンであって厚生年金保険の加入者であれば、この改正によってあなたの老後の年金について受給権が認められるようになりました。
解説

 @の制度は、当事者の合意が原則ですが、合意できなくても裁判所に対して分割の請求をして、法律上で最大2分の1を分割してもらうことが可能となりました。請求期限は離婚後2年以内となっています。但し、あなたが共働きで厚生年金を受給できるのであれば、この制度は夫も利用できることになるのでご注意ください。
 Aの制度は、さらに専業主婦の方(サラリーマンの配偶者を持つ「第3号被保険者」をいう)については、平成20年4月1日以降の結婚期間部分は、自動的に配偶者の厚生年金保険料納付額の2分の1が分割されます。これを「年金第3号分割」といい、平成20年4月以降に支払った厚生年金保険料は夫婦が共同で支払ったものとされ、第3号被保険者からの請求があれば相手方の合意なく強制的に分割されるものです。あくまでも平成20年4月1日以降の厚生年金を分割できるという制度ですので、現在のところまだありがたみは少ないでしょう。

 たとえば、夫がサラリーマンの専業主婦が平成20年4月1日以降に離婚する場合は、下記のようになります。
 ・結婚〜平成20年3月31日の第3号被保険者期間……当事者間の合意又は裁判所の決定(最大2分の1)
 ・平成20年4月1日〜離婚までの第3号被保険者期間……自動的に2分の1

(平成20年05月掲載)

※本問は掲載時点の法律・法令等に基づいて作成されていますので、その後の改正等に御注意下さい。また、本問を参考に意思決定をする場合は、必ず信頼できる専門家の助言、確認を受けていただくよう、お願い致します。

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